パブ・ロック・ガイド
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当サイトは1970年代ロンドンでパンク発生のきっかけとなった
パブ・ロックを紹介しています。

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ビートルズのパブ・ロック時代

極端に言えば・・・


パブ・ロックとは、極端に言えばパブでやっているロック。

となると、デビュー前に地元リヴァプールや
ドイツのハンブルグなど数々のクラブでライヴをこなし、
あらゆる観客をうならせていたビートルズなんて、
どう考えてもパブ・ロックそのもの!

R&Bからスタンダードにまでいたるそのレパートリーの多様さも、
初期パブ・ロック・バンドにそのまま通じます。

さらに客の腰を砕けさせるのに必須の強烈なビートも抜群。

やっぱりどう考えてもビートルズはパブ・ロック・バンドっす!


そんなビートルズのパブ・ロック時代(!?)のライヴが聴けるアルバムがあります。
ビートルズの正式デビュー前という時期の貴重な音源ということ以上に、
バンドとしてのビートルズの生(なま)のサウンドが味わえる1枚っす。


『 1962 Live at Star Club in Hamburg 』
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当時のテープ・レコーダーで客席から録ったというだけに
モコモコして音質がいいとはとてもいえないため、
ビートルズをこれから聴こうという方の最初の1枚としてはオススメしずらいのですが、
他のアルバムで既にビートルズのビートを感じている方ならば、
是非とも聴いていただきたいアルバムです。

以下、このアルバムのスゴさを
土田さんが代弁してくれています。


ビートルズ・ハンブルク時代

(以下、土田さまより)

ビートルズ・ハンブルク時代なんですが、
これをきっかけに一人でも多くのパブロック、ビート、パンク系リスナーが
ビートルズのロックンロールな一面に気付いてくれたら嬉しい事です。

屁理屈ばっかり言ってるような(私の嫌いな)ビートルズマニアよりも、
むしろそっち系の人間の体質に合う音楽ですよね!

しかしマニアックな音源なので
マニア以外にあまり知られていないという悲しいジレンマです。

フーのマイジェネやダウンライナーズセクト、ソニックスなどは
「パンクの元祖」みたいにリスペクトされてる面がありますが、
ビートルズのスタークラブもそれらと並んで評価されるべきだと私は思ってます。

ロックの魅力はギターや歌の上手い下手や音の良し悪しなんかとは
関係のない所にあるという事を私はこれに教わりました。
そういう意味ではベストテイクの宝庫ですよ!

とにかくスタークラブは素晴らしいライブ盤だと思います。

これ聴いたらフォーセールのKansas cityやみんないい娘なんて聴く気にならないですよね。
私的にはSgt.pepperよりも好きなアルバムです。



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