パブ・ロック・ガイド
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当サイトは1970年代ロンドンでパンク発生のきっかけとなった
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ミッシェル・ガン・エレファント

日本にパブ・ロックをひろめたバンド

日本にパブ・ロックという言葉をひろめたバンドといえば、
このバンドでしょう。

ミッシェル・ガン・エレファント
(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)


おいらは当時やっていたバンドのメンバーにその存在を教えてもらいました。


確かその時に聴いたのはサードの『 Chicken Zombies 』だったと思います。
なので、ミッシェルの音を聞いたのは、ずいぶんと遅かったですね。

初めて聴いた印象は
「ほう、なかなかカッチョいーな。」
だったような。

もちろんミック・グリーン直系のアベ・フトシのギターにも耳がいきましたが、
チバ・ユウスケの歌詞のおもしろさに最初は惹かれましたね。

それでもってファースト、セカンド、そしてインディー時代のアルバムを聴いてみると、
60年代ブリティッシュ・ビートからパブ・ロックというラインが丸見えなサウンド。

特にメジャーでのファースト『 cult grass stars 』は、
ビート系パブ・ロック・バンドのサウンドそのもの。

ミッシェル関連が載ってる雑誌や本なんて読んでみると、
ドクター・フィールグッド、ルー・ルイス、エディー&ザ・ホットロッズ・・・
ありゃりゃ、チバの趣味っておいらとかなり近い。

さらにミッシェル・ガン・エレファントのブレイクにより
わずかながら日本にパブ・ロック・バブルが起こり、
ミッシェル・ガン・エレファントが影響を受けたというパブ・ロック・バンドの
CDやらが再発され入手しやすくなり、助けられました。

CD化されなかったものは、
レコードの値段が逆に上がってしまいましたが・・・

インターネットがまだ本格的な普及前だった時代に、
雑誌にもいくつかのパブ・ロック関連の特集が掲載されて、
ほとんど無名ジャンルだっただけに、これにもだいぶ助けられました。

ありがたや、ありがたや。

そんなミッシェル・ガン・エレファントについて土田さんに語っていただいています。


あの悪魔の様な声

(以下、土田さまより)

> [BEAT-NET] ミッシェル・ガン・エレファントの魅力は?

ミッシェルですが、好きになったきっかけは「リリィー」なんですよ。

あの「ブラウン・シュガー」みたいなリフが気に入って
何度か聴く内にストーンズより勢いと迫力があるなあと思ってファンになりました。
(今となってはストーンズのマネみたいなバンドは聴く気にならないですけどね)

久しぶりに聴いてみたんですが、やっぱり良いバンドですね。
特に「ギヤ・ブルース」までのミッシェルは日本のビートバンドの最高峰だと思います。
「勢い」と「迫力」でミッシェルを上回る日本のバンドを他に私は知りません。

あの悪魔の様な声も良いですねえ。
ロックのボーカルは歌い方に迫力があるというのも勿論大事ですが、
一番強いのは歌う前から既に個性的な声を持ってる人ですよ!

例えるならアニマルズのエリック・バートンVSバン・モリスンです。
この2人は歌い方はそっくりです。でも私的にはエリック・バートンは大好きですが、
バン・モリスンは全然凄いと思わないんですよ。
普通の声のイギリス人がただ怒鳴ってる様にしか聞こえませんからねえ。

ちなみにミッシェルで好きな曲は

以上の様に音楽通とはかなり違いそうなバカ丸出しな趣味です(笑)。


> [BEAT-NET] ギターのアベフトシが消息不明だとか。

私の推測ですが、ミックとの共演で燃え尽き症候群になってしまったのではないかと思ってます。
何だかんだ言っても本当に両巨頭が大好きなのはあの男だけだと思うんで。
これも私の憶測ですが、アベがまたギターを弾くとしたら
チバとは逆に原点回帰して地味にライブバーみたいな場所で
オッサン達と組んで渋くI can tellあたりをカバーするんじゃないかと思うんですよ。

ミッシェル・ガン・エレファントはコレ聴け!

パブ・ロックという意味ではファースト『 cult grass stars 』がオススメ。


『 cult grass stars 』
Amazonの詳細

《いじけるなベイベー》がサイコー!


ほか、インディー時代からサード『 Chicken Zombies 』くらいまではどれもカッコいーです。
(土田さんはフォース『 ギヤ・ブルーズ 』までOKだとか)



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